あなたはゴミを
捨てる人?処理する人?

 
産業廃棄物の処理には、「排出する人」「運ぶ人」「処理する人」の3つの立場が関わっています。
まずは、ご自身がどの立場に当てはまるかを確認してみましょう。
立場を知ることで、処理の実務をより深く理解することができます。

ゴミを捨てたい人
排出事業者


 
    • 廃棄物の分別・保管
    • 委託する産業廃棄物処理業者の      選定・委託契約の締結
    • マニフェストの発行、返送確認および保存
    • 帳簿の作成、保存

 
 
 
 
 

ゴミを運ぶ仕事をする人
収集運搬業者


 

    • 排出事業者との委託契約の締結
    • 許可範囲内での安全な運搬
    • 飛散・流出防止措置
    • 次工程へのマニフェストの確実な引渡し
    • マニフェストの返送

 
 
 

ゴミを処分する仕事をする人
処分業者


 

    • 排出事業者との委託契約の締結
    • 許可に基づく範囲での受け入れと処理
    • 中間処理、最終処分の確実な実施
    • マニフェストの返送
 

実務の基本を見てみよう。

 

    • それぞれの立場で求められる役割が分かったら、次は「適正処理のための3つの実務」を見ていきましょう。
    • 産業廃棄物の処理では、
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    • の3つが “産廃処理の基本実務” であり、その知識が必要になります。
    • 産業廃棄物の処理は、それぞれの立場が役割を果たすことで成り立つ”共同作業”です。
    • 早速、それぞれの実務についてポイントを確認し、少しずつ実践に活かしていきましょう。

 

    • ■お困りの際は 
    •  産業廃棄物処理の進め方など、判断が難しい場合があります。
    •  個別の事例や判断が必要な場合には行政窓口にご相談ください。

委託契約

    • 産業廃棄物の処理を処理業者に委託するとき、事前に書面で委託契約を締結することが法律で義務付けられています。
    • これは、「だれが・何を・どこへ・どうやって処理するか」を明確にし、不適正処理を防ぐための大切な仕組みです。
    • 委託する回数や産業廃棄物の量に関わらず、必ず委託契約を締結する必要がありますので、注意しましょう。
    • 委託の際には、委託しようとする内容が事業の範囲に含まれている処理業者であるかなど、きちんと確認し、排出事業者と処理業者の双方で内容を確かめながら、契約を進めましょう。
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委託契約書の書き方ガイド
(※一般的な記載例のご紹介です。 個別の事例や判断が必要な場合は行政窓口にご相談ください)

 マニフェスト

    • 産業廃棄物の処理を処理業者に委託したとき、排出事業者は、自分が排出した廃棄物が最後まで適正に処理されたかどうか、確認する必要があります。
    • その確認のための仕組みがマニフェスト(産業廃棄物管理票)です。
    • 収集運搬から処分までの流れを追跡し、各工程が適切に行われたどうかを確認できます。
    • マニフェストは、産業廃棄物の処理状況を把握するための仕組みであり、排出事業者だけでなく、収集運搬業者も処分業者も適正処理を進める上で欠かせない実務です。
    • マニフェストの役割や流れを正しく理解し、確実に運用できる知識を身に付けておくことが大切です。

 

 
マニフェストの回付イメージ
 
 
マニフェストの記入ガイド
(※一般的な記載例のご紹介です。 個別の事例や判断が必要な場合は行政窓口にご相談ください)

 帳簿

    • 収集運搬業者・処分業者には、帳簿を作成して記録を残すことが義務付けられています。
    • 受け取った日や産業廃棄物の品目、数量、処分方法などを決められた期日までに記載し、1年ごとの閉鎖、そして閉鎖後5年間保存しなければなりません。
    • また、特別管理産業廃棄物を排出する排出事業者にも帳簿の作成義務があります。(ただし、処理委託を行った場合は、帳簿に記載する必要はありません)
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    • 帳簿は、産業廃棄物の処理状況を記録し、適正処理を確認するための基本的な資料であるだけでなく、事業計画や業務改善にも活用できる重要なデータ です。
    • 行政からの報告徴収や立入検査への対応、正確な帳簿を作成し、保存しておくことが大切です。

 

    • 当協会では、帳簿を含めた産業廃棄物処理の基本実務を学べる研修会を実施しています。是非、ご受講ください!
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帳簿の記入ガイド
(※一般的な記載例のご紹介です。 個別の事例や判断が必要な場合は行政窓口にご相談ください)